ノートPCの定番!dynabookのスペックと価格

R732のSSHDをSSD960GBに換装!

●SSDに換装した理由
 最近、CPUもHDDもフルに稼働している状況ではないのに操作を受け付けなくなるプチフリーズが頻発するようになって困っていました。
 2013年12月購入で3年半ほど使っていますのでそろそろ変え時かとも思いましたが、搭載されている1TBのSSHDをSSDに交換したらもう少し延命できないか考えて、SSDへの換装に踏み切りました。
ちなみに管理人のdyanbookはR732/37JWで、第3世代のCorei 5です。主メモリは16GB載せています。

 

●SSDの選定
 さて、SSDに換装すると決めれば今度はSSDの選定です。
 R732/37JWに搭載されているSSHDは1TBです。管理画面で見ると930GB程度と表示され、ディスクの使用率は40%程度でした。なので比較て価格が安い512GBのSSDにしようかと思いましたが、最近は動画も静止画も巨大なファイルが多いので960GBか1TBのものから選ぶことにしました。選択基準は以下としました。

 

 ・960GBか1TBの容量を持つSSD
 ・購入価格は3万円程度
 ・ある程度信頼のおけるブランドのSSDにしたい
 ・GWの前半で入れ替えたいのでほぼ即納の機種にしたい

 

 ネットで口コミ等をみて以下の3機種に絞りました。

 

 ・Crucial:CT1050MX300SSD1
Crucial CT1050MX300SSD1

 

 ・Sandisk:SDSSDHII-960G-J26C
Sandisk SDSSDHII-960G-J26C

 

 ・Sandisk:SDSSDA-960G-J26
Sandisk SDSSDA-960G-J26

 

 他にCFDやウェスタンデジタルのSSDも信頼性が高そうでよかったのですが、値段が予算を超えそうでしたので今回は断念しました。

 

 ネット上で人気が高いのはCrucicalのCT1050MX300SSD1でした。値段もギリギリ予算内でディスク同士のクローニングは同容量のが一番上手くいくパターンなので最有力機種として検討しました。ただ、私が見た時点では人気のせいか即納してくれるネットショップがあまりなくちょっと困ってしまいました。

 

 そこで容量がが若干小さくなってしまいますが、信頼性の高いブランドのSandisk社の2機種に絞って検討しました。転送速度などの点でSDSSDHII-960G-J26Cは魅力的だったのですが、PCが古いこと等から、価格的に3〜5千円安いSDSSDA-960G-J26にすることにしました。
 機種選定後に、1TBのHDDより若干容量が小さい960GBのSSDへの移行がうまくいかない可能性もあることが気にはなっておりましたが、最悪はクリーンインストールをすればいいと考えそのまま注文しました。
(ちなみにJ26とJ26CはCが付くと国内正規品という話もネット上にありましたが、普通に日本語取説がはいったものが送付されてきました)

 

 この移行作業のためにあらかじめLogitecのSATA/USB3.0変換アダプタ【LHR-A25SU3】を購入しておきました。

 

 この商品にはHD革命 Ver.5のDL版の利用権がついており、再インストールなしでHDDからSSDへ環境を移行するための作業にはそれを使いました。

 

●SSDへの移行作業
 SSDは注文翌日に届きました。注文したSSDは7mm厚だったのですが9.5mm厚にしてくれるスペーサが入っているかわからなかったのですが、同梱されていました。ちゃんとしてますねSandisk!。

 

 移行作業をしても元のHDDはあるので気が楽でしたが、万一を考えてよく使うファイル類は外付けHDDに退避しておきました。移行そのものは以下の手順で行いました。

 

  @SSDを装着、MBR型式で初期化
  AHD革命を使いクローン作業
  BSSHDを取り外しSSDを取り付ける
  C仮想メモリを止める
  D自動デフラグの無効化
  Eディスクの最適化を行う

 

 @はLogitecのSATA/USB3.0変換アダプタ【LHR-A25SU3】をつないでディスクの管理から行うとすぐに完了しました。
 ちなみに換装前のHDD管理画面はこんな感じでした。
 HDD管理画面(換装前)

 

 

 Aですが、HD革命を起動し画面に従って行いました。 

 

 ・HD革命のハードディスクのコピー画面
HD革命画面1
HD革命画面2

 

  ここでもともとのSSHDはディスク管理画面上では931GB、コピー先のSSDは894GBと認識されていますので面倒なことがあるかなとも思ったのですが、表示される画面の手順に従っていくとおおよそいい感じのパテーションサイズに設定してくれたのでそのまま進めました。

 

 HD革命画面3

 

 「HDDのチェックディスクを行う」というオプションにチェックを入れてしまったため3時間近くチェックディスクに時間を費やしてしまいましたが、SSDへのコピーそのものは1.5時間くらいで完了しました。

 

 Bですが、R732等の歴代dynabookはメモリスロットカバーを外すとHDDベイのカバーも簡単に外せる構造になっていますので簡単に完了しました。SSDはぴったり収まったので装着して起動すると1度目は黒い画面のままシャットダウンしてしまいました。ちょっと不安になりましたが、2回目の電源ONで無事に立ち上がりました!。1度目はSSDを認識するためのシーケンスだったのかもしれません。
R732の背面とSSD
 下の写真は元のSSHDが搭載されている状況の写真です。
R732の背面(換装前のHDDの様子)
 下の写真がSSDに換装した後の写真です。
SSD換装後

 

 あっさりと移行作業は完了です。
 移行後のHDD管理画面は以下のような感じです。
HDD管理画面(換装後)

 

 CはSSDの容量に余裕があるため行っていません。
 DもWindows 10ではデフラグではなくTrimを行うようになっているようなので変更は行いませんでした。
 Eはすぐに実行してみました。

 

●SSDへ移行作業後
 SSDへの換装から4日目になりましたが、アプリが起動しなくなったなどの不具合は特にありません。
 心配していたSSDの温度は、移行作業が完了した晩に見た51℃が最高温度で、だいたい30℃台で落ち着いています。
SSDツール画面

 

 もっと負荷をかける作業をすれば上がるのかもしれませんが、私の環境では問題ないようです。

 

 さて、もともとついていたSSHDからSSDに変更したベンチマークを参考までに載せておきます。
 ・換装前のベンチマーク
ベンチマーク(換装前)

 

 ・SSDに換装後のベンチマーク
ベンチマーク(換装後)

 

 Readで3倍、Writeで2倍以上の数値となっています。
 体感的にももたつきがなくなった感じで、起動が非常にスムーズになりました。また、モータ駆動部を持つHDDからSSDにした効果でバッテリー持ちがよくなりました。これでしばらくはR732を現役で使うことができそうです。

 

 

●検討したSSDの価格情報等
 今回の換装用に検討したSSDについて価格情報へのリンクを参考に載せておきます。私はポイントがあったので楽天のソフマップから購入しました。

 

 Crucial、Sandiskの1TB級SSDの価格情報はコチラ↓↓

メーカ

Crucial

Sandisk

機種名

CT1050MX3

00SSD1

SDSSDHII-960G-J26C

SDSSDA-960G-J26

容量

1TB

960GB

960GB

楽天

CT1050MX

SDSSDHII

SDSSDA

Yahoo!

CT1050MX

SDSSDHII

SDSSDA

Amazon

CT1050MX

SDSSDHII

SDSSDA

 

 

 

 

 

 

 

 SSDの価格をいろいろ調べていく中でamazonで他の出品者を見ると相場で3万円台後半のSSDが1.5万円程度の格安価格で出品されているのを多数見かけました。ものは新品と表示されています・・・。
 これは!と思い、一瞬注文しようかとも思いましたが、納期に幅があり非常にあいまいな表現だったことと業者も知られていないところでした。これは罠かもしれないと思いやめました。
 最近ネットニュースに「商品が届かない“Amazonマーケットプレイス詐欺”相次ぐ 激安品に注意」(情報元:IT MEDIA News)という記事が載っており、注文しなくてよかったと思いました。Amazonなので商品が届かなくても返金はしてくれるようですが、業者は個人情報を集める手口として使っているようです。これ読んでいる皆さんもお気を付けください。

 

(P.S.SSDに換装後しばらくしてWindows UpdateとWindows Backupが異常終了してしまうことに気が付きました。色々調べてみましたがわからず、放置しておりました。思い立って、BIOSの設定をDefaultに戻して再起動したところ、Windows UpdateとWindows Backupがうまくいくようになりました。同じ症状に悩まれている方がいらっしゃいましたらお試しください。)